ペニー、バナナボード、ステレオ、グローブなど、ミニクルーザーのおすすめ比較情報サイトです。

ミニクルーザー.com

ミニクルーザーって何?

ミニクルーザーとは何か

ミニクルーザーとは、小さなサイズのクルージング用のスケボーのことです。

ミニクルーザーやスケボーの違いと分類

ミニクルーザーとか、クルージングという言葉自体がスケボーにあまり馴染みがない人にはわかりにくいと思いますので、言葉の定義や、ミニクルーザーとスケボーの違いについて少し詳しく説明したいと思います。

言葉の定義と書きましたが、明確な定義があるかというと実は微妙なところです。ですが、一般的にはスケボーというと、木の板に4つの車輪がついたスケートボード全般のことを指し、その中でもトリックなどを行うショートデッキのことをイメージすることが多いのではないかと思います。

それらの一般的なスケボーに対して、街中を移動したり、坂道を下ったりするのに使うクルージング用のパーツ構成で組まれていたり、そのように設計されているスケボーがあります。それらのサイズの大きなものを、ロングスケートボード(ロンスケ)と呼んだり、サーフィンの動作に近い動きができオフトレ用にも使われるようなものをサーフスケートと呼んだりします。そして、そのクルージングに向いたスケボーの中でも、携行性に優れた小さなものたちが、本サイトで紹介している『ミニクルーザー』と呼ばれているものです。

スケボーとミニクルーザーの違い

ちなみにヴァイナルクルーザー(Vinyl Cruiser)という呼び方もありますが、これはプラスチック製のスケボーの総称です。レコード盤の事をヴァイナルと呼ぶことがありますが、あれと同じで素材で表しているんですね。stereoというブランドなどはもともと木の集積材で作られるスケボーを扱っているため、Vinyl Cruiser(プラスチック製の)クルーザーという呼び方をしているわけです。

ショートデッキとクルージング用デッキの違い

トリックなどを行うショートデッキでは、通常、キックという前後の先端部分が上にせり上がっていて、トリックなどを行う際に足をかけてでデッキを回転させやすくしてあります。これに対してクルージング用のボードはテール側といわれる後方部分のキックがせり上がっているものの、ノーズ側と呼ばれる先端部分はほぼフラットであるか緩やかに少しせり上がっている程度です。画像で一般的なスケボーとペニー(ミニクルーザー)を比較してみましょう。

デッキを横から見たこころ

さらにショートデッキが前後でほぼ対称的な形をしているのに対し、ミニクルーザーを含めたクルージング用のボードはサーフボードのようなノーズ側の先端が少し尖った形状のものが多くなっています。

ペニーとミニクルーザー

スケボーとミニクルーザーの違いはこれまでの説明でわかっていただけたと思うのですが、さらに初心者の方に聞かれる質問として多いのが『ペニーとミニクルーザーって何が違うの?』ってことです。

ペニー(Penny)はミニクルーザー人気の火付け役となったオーストラリアのブランドでミニクルーザーの中の1ブランドであり商品名でもあります。

わかりやすく例えると「車」と「トヨタ」を比較してるようなものなんですね。
トヨタが自動車メーカーであるのと同じように、ペニーもミニクルーザーを出している代表的なブランドの一つです。

ペニーについてはリンク先で説明しています。
ペニー (Penny)

ミニクルーザーの特徴

ミニクルーザーがどのようなものかわかっていただけたと思うので、ここからはミニクルーザーの特徴について説明していきたいと思います。

高い走行性と、それを支えるウィール

ミニクルーザーだけでなく、クルージング用のボード全般に言えることですが、走行性が高くなるように設計されています。走行性が高いのはどういうことかというと、少しの段差や悪路などでガタガタしたりせず、スピードが出ても安定して走ることができます。

この走行性を支えているのが径が大きくて幅広のウィールなのです。

ソフトウィール

大きなウィールはスピードが出やすく、小さな段差も楽々乗り越えてしまいますし、幅広のだと路面に接している面積が多く、安定感があります。

さらにクルージング用のウィールはソフトウィールという柔らかいウィールを使用しています。

実際に触ってみるとわかりやすいのですが、ソフトウィールは手で強く握ると少し凹みます。この柔らかさが小石などからの衝撃を吸収してくれ、走行音も静かになります。普通のスケボーと比較して騒音が気になりにくいんですね。
普通のスケボーがスーツケースをアスファルトの上で転がしてるような音がするのに対し、ソフトウィールの騒音は荷物を運ぶ台車を押してるくらいの騒音です。路面がいいところであれば、ほとんど音がしないこともあります。

プラスチック製のものは軽く、携行性に優れている

ウッドデッキのクルーザーはそれなりに重量がありますが、プラスチック製のものは普通のショートデッキと比較して軽量です。そして何よりもサイズ自体が小さいので、仮に手で持ち運こばなければならなくなってもそれほど苦ではありません。

デッキテープがついてないので周りのものを傷つけない

製品写真を見てもらえばわかるようにプラスチック製のミニクルーザーは通常デッキテープがついていません。デッキテープとは、ショートデッキなどに貼られている黒っぽいザラザラした素材の滑り止めのことなのですが、これは言ってみれば紙やすりみたいな素材なのです。デッキテープを貼っているスケボーを持ち歩いていると知らずしらずのうちに服を傷つけてしまっていたり、一緒に持ち歩いていた荷物に傷をつけてしまうことがあります。ミニクルーザーの場合はプラスチックの凹凸やパターンを利用して滑り止めの役割をはたしているのですが、結果として服やものを傷つけないで済みます。

ミニクルーザーは危険か

交通量の多いところでは乗るのは止めよう

すでにスケボーに乗り慣れていて、歩くのと同じくらい乗り回せるような人には何も言うことはありません。マナーについても同様です。しかし、もし自分の技術に自信がないのであれば、きちんと乗れるようになるまでは交通量の多いところでスケボーに乗るのは止めましょう。

回りに小さな子供がいないか?

転んだ時に、スケボーだけが飛んでってしまうなんてことも十分ありえます。
回りに小さなお子さんがいるような場所で乗るのも気をつけてください。望むと望まないに関わらず、残念ながらスケボーは十分凶器になり得るのです。

ミニクルーザーの値段

ミニクルーザーの中でもペニーに代表されるいわゆるプラスチック製のものの価格帯は10,000円〜12000円程度ですたまにセールで8,000円前後まで落ちていることもあります。ウッドデッキのもので最初から組まれているコンプリート品の場合15,000円前後が平均的でしょうか。

安物を買わない

時折、3000円〜5000程度で安物のミニクルーザーが売られているのを見かけることがありますが、絶対に買わないようにしましょう。スケボーのメーカー以外の作っている安物のコピー品などはディスプレイ感覚で作られていたりして、耐久性の面で不安があります。数千円をケチったばかりに、怪我をするなんてリスクを背負うのが賢い選択だとは思えません。特に”ペニータイプ”なんて書いてある商品は避けたほうが無難です。普通に考えてプライド持って作ってたら他社製品の名前なんてつけさせません。

さらに、問題なのは仮に乗る上で問題ないほどの耐久性を満たしていたとしても、性能が著しく低い可能性が高いという点です。
一見同じように見えるし、正直言ってプラスチックでできたデッキ部分はそれほど差がないと思います。
型をとってコピーしてるので同じようなものが作れても不思議ではありません。

もっとも差が出やすいのはトラック、ベアリング、ウィールといういわゆる足回りのパーツです。

トラックはスケボーの要

笑えない話なのですが、激安のミニクルーザーで、トラックがプラスチック製のものがあったそうです。作ってるほうはスケボーのことなんて知らないし、乗ったこともないどころか、乗るものだということも考えていないのかもしれません。

スケボーで走っている瞬間にトラックが折れたりしたら大惨事ですよね。
もちろんスケボーは乗っていればいつかは壊れてしまうものですが、だからこそ耐久性や乗りやすさ、安全性を考えて作られているものを買ってほしいです。

ベアリングはとても重要

ベアリングの性能は移動する時に最も重要ですし、いくら漕いでもすぐ止まってしまうクルーザーが致命的なのは少し想像すれば分かるかと思います。ベアリングには工業規格のABECという規格が参考値となることが多いのですが、このサイトで紹介しているような一流ブランドの場合は最低限の規格は満たしているものを使用しています。
ベアリングは安価なものでも1セット2000円程度しますので、激安のミニクルーザーがどこでコストを抑えているのかというと初心者が判断できないベアリングの品質を下げていることが多いのではないかと思っています。

ウィールはサイズだけではない

ウィールに関しても、見た目やサイズ感だけでなく、柔らかさや、耐久性などで差が出ます。
ウィールは乗っていれば自然に磨耗していき小さくなっていくものなのですが、安物は耐久性が著しく低いものがあったりしますので注意が必要です。

もしこれからミニクルーザーを購入するのであれば、ちゃんとしたものを購入して楽しんでください。
本サイトで紹介するミニクルーザーは管理人が実際に乗ったことあるものだけです。

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