消耗したウィールを交換しよう
ウィールはどんどん削れている
スケボーのウィールは走っているうちに磨耗していき、どんどん小さくなっていきます。なかでも、ミニクルーザーなどについているソフトウィールは柔らかく、ハードウィールと比較して磨耗するのが早くなります。コアという芯の部分が出てくるまでは、乗れないことはないのですが、スピードが落ちたり、テールを踏んだ時の感覚が変わってしまうため、ある程度サイズが小さくなってきたと感じたら交換しましょう。
ウィールのパンク
ウィールはスライドなどをすると一部分が削れてしまいます。この状態をパンクといい、走行時に異音がしたり、乗り心地が著しく低下したりします。軽度なものであれば走ってるうちに気にならなくなりますが、ある程度目立つものであればウィールを交換しましょう。
ミニクルーザーに適したウィールの選び方
基本的にミニクルーザーをはじめとしたクルージング用のウィールにはサイズが大きく、幅が広く、柔らかいソフトウィールを選びます。これはクルージングという目的に沿った選択です。
ウィールのサイズの大きさ
ウィールのサイズが大きいとベアリングが1週回る際に進む距離がかわりますし、それだけスピードが落ちにくくなります。タイヤの小さな自転車とタイヤが大きな自転車のスピードが違うのと同じことです。(※ギア比を考えない場合。)
また直径が大きいため小さな段差を簡単に乗り越えてしまいます。
クルーザーで利用されるものは56mm以上のものが多いです。
ミニクルーザーなどで60mm前後、大きめのサーフスケートなんかだと70mmのものもあったりします。ちなみにペニーの純正は59mmです。
ウィールの幅の広さ
ウィールの幅が広いと路面に接地する面積が増え、安定感が増します。
10円玉を立てて転がした時、綺麗に転がすのは結構難しいと思います。しかし、10円玉を5枚重ねてセロハンテープで留め転がすと、特に意識しなくても安定感があって綺麗にころがるのではないでしょうか。それがウィールの幅の差です。
ウィールの柔らかさ
ウィールが柔らかいと小さな凹凸からの衝撃を吸収します。結果的に走行音も静かになります。街中でアスファルトの上をスーツケース押してる人がいる時、遠くのほうからでも結構音が聞こえるのですが、宅配業者さんの押している台車の音はそんなにしません。あれも言ってみればウィールの素材の差が大きいでしょう。
ウィールの硬さは数値で示され、クルージング用であれば80前後が多く、トリックなどを行うショートデッキなどにつけられるウィールは硬さが90台後半以上のもが多いです。(※22インチのペニーの純正は78a)
簡単なイラストで49mmのハードウィールと、59mmのソフトウィールを比較してみましょう。
走行している進路に段差があった時、49mmのハードウィールは段差が高く、ウィールが硬いためもろに衝撃を受けてしまいます。それに対して59mmのソフトウィールは衝撃を吸収しつつ、径が大きいため、楽に段差を乗り越えられます。
もちろん、ハードウィールを付けたショートデッキでも、ソフトウイールをつけたクルージング用のデッキでも、実際に段差を乗り越える時はテールキックを少し踏んでノーズをあげるため、もろに衝撃を受けることはないでしょう。ただし、大げさにいうとこのような差があるんですね。
スケボーのウィールの値段
ウィールは基本的に4個1セットで販売されているのですが、だいたい安いもので実売価格3000円位〜8000円くらいです。
ソフトウィールの種類
ソフトウィールにはミニクルーザーの純正品の他、各社から発売されていますので用途に応じて選ぶのが良いと思います。基本的なサイズ感はそれほど変わらないので、純正品にこだわる必要はありませんが、不安な人は純正品を選ぶと間違えがないでしょう。
OJ Wheel HOT JUCE
クルーザー用のウィールとして定番なのがOJ Wheel(オージェーウィール)のHOT JUICEです。店舗によって在庫は異なりますが、色の選択肢も多いので、どんなカラーリングのデッキにも好みのものが見つかるでしょう。60mmと55mmのMINIがあるのでそこは間違えないようにしてください。
どうもamazonだとボッタクリの転売業者がいるようなので、送料がかかっても楽天のほうが安く買えそうです。
OJ Wheel – スケボーサーチ
ペニー(Penny)純正ソフトウィール
ペニーは純正のソフトウィールが販売されているので、気に入ったものに交換することが可能です。